【Chrome】ショートカットで日本語と英語原文の翻訳を切り替え【BetterTouchTool】

環境

• Google Chrome 126.0.6478.127 (Official Build) (arm64)
• Better Touch Tool 4.403

目的

Google Chromeの「日本語に翻訳」を、英文のドキュメントを読む際などで頻繁に使用する操作であるため、キーボードショートカットから切り替えたいが、現時点(2024/07/15現在)ではどうやら存在しない＆設定できなさそうです。

この記事では、macOSアプリのBetter Touch Toolを用いたショートカットで、Google Chromeの日本語と英語原文の翻訳を切り替えする方法を紹介します。

イメージ

(Better Touch Toolを用いたショートカットで、Google Chromeの日本語と英語原文の翻訳を切り替えしている様子)

手順

ブラウザのアドレスバーに「翻訳アイコン」が表示されているページと表示されていないページがあり、それぞれに対応した2つのショートカット設定を紹介します。

設定1: 翻訳アイコンが表示されているページのみ切り替え可能な設定

あらかじめ、Google Chromeのみで有効なキーボードショートカットとなるように設定した状態で、「選択したトリガーに割り当てられているアクション」を以下のとおり追加およびアクション設定の値を変更する。

1. 現在のマウス位置を保存する
2. Find/Search Image on Screen & Move Mouse
   ・・・「Treshold」: 0.8
   ・・・「Search image on」: Screen with Focused Window
   ・・・画面から認識させるための翻訳アイコンの画像を撮影する

   

   　a-1.「Choose Area Of Screen」ボタンをクリック
   　a-2.赤いトリミング枠が表示されるので翻訳アイコンの位置までドラッグする
   　a-3.枠の端をつかんでドラッグして、翻訳アイコンのサイズになるように調整する
   　a-4.スペースキーを押して3秒待つ

3. Begin/Start Blocking Keyboard Input
4. 左クリック
5. 次のアクションの遅延: 0.01秒
   (アクション名: Delay Next Action (blocking))
6. キーボード入力: ←(左矢印)
   (アクション名: キーボードショートカットを送信する)
7. 次のアクションの遅延: 0.01秒
   (アクション名: Delay Next Action (blocking))
8. キーボード入力: Esc
   (アクション名: キーボードショートカットを送信する)
9. 保存したマウス位置を復元
10. End/Stop Blocking Keyboard Input

設定2: 翻訳アイコンが表示されていないページでも切り替え可能な設定

あらかじめ、Google Chromeのみで有効なキーボードショートカットとなるように設定した状態で、「選択したトリガーに割り当てられているアクション」を以下のとおり追加およびアクション設定の値を変更する。

1. Begin/Start Blocking Keyboard Input
2. コンテキストメニュー項目をトリガー
   ・・・「Eコンテキストメニュー項目へのコマンドパスを ; で区切って入力します。」: 日本語に翻訳
3. 次のアクションの遅延: 0.20秒
   (アクション名: Delay Next Action (blocking))
4. キーボード入力: ←(左矢印)
   (アクション名: キーボードショートカットを送信する)
5. 次のアクションの遅延: 0.20秒
   (アクション名: Delay Next Action (blocking))
6. キーボード入力: Esc
   (アクション名: キーボードショートカットを送信する)
7. End/Stop Blocking Keyboard Input

参考にさせていただいたサイト

• Google Chromeの「日本語に翻訳」はキーボードショートカットで実行できないのか
• Chromeで日本語と英語原文を切り替えるショートカットキー
• 【Chrome】ショートカットで日本語と英語原文を切り替える